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人間教育学部
児童教育学科

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原田 旬哉 児童教育学科 准教授
担当科目:社会福祉・社会的養護・保育実習指導

原田 旬哉 児童教育学科 准教授

保育士資格は、幼稚園教諭の隣接資格と思っている人も多いのですが、幼稚園教諭は教育の専門資格で、保育士は社会福祉の専門資格です。そのため、カリキュラムも社会福祉領域の科目を履修し、単位取得が必要です。
社会福祉の「福」と「祉」には「幸福」という意味があります。
わが国には、国民の幸せのために様々な福祉施策があります。その根本は日本国憲法第25条「生存権」です。これを国民の具体的な利益へと実現するために、社会福祉法やそれに関する制度、仕組みがあります。
保育士は、主として子育て家庭の福祉を支援するための専門職で、現代の保育士は、子どもたちに保育を提供するだけではなく、保護者支援をする力量も不可欠となっています。
最近は家族の形態も様々となっており、「ひとり親家庭」や「貧困家庭」、「里親」や「児童養護施設」などで暮らす子どもたちもいます。これら多様化、複雑化する家族や家庭に対して、直接的に支援をおこない、問題解決のための支援を行うことは重要な役割になっています。
社会福祉の講義では、様々な法や制度を理解するために、ある人の一生をたどりながら、社会福祉制度をわかりやすく理解していきます。その内容は、妊娠出産に関する支援、子ども家庭に対する支援、貧困に対する支援、障がい者に対する支援、高齢者に対する支援、そして、社会保障制度まで、社会福祉の全体像を理解していきます。
講義内容は、興味や関心がもてるように工夫し、社会福祉が身近なものと感じられる講義になるようにしています。
「国民の幸福」の実現に保育士が社会にどのように寄与していくのかは、今後の子育て支援の大きなキーワードです。社会福祉は、多くの有益な学びを与えてくれる講義のひとつです。