炬燵から出て見る外は新世紀  勇次郎

木枯らしが悲しい背中抱いてくれ  ぶんこう

雨戸引く昨夜の雪に目を見張る  まさ

ポイ捨ての缶くるくると風の街  勇次郎

やきいもや木枯らしつれてやってくる  栄三

古傷がにわかに痛む今朝の冷え  亀代子



熱燗で不平の渦を溶かす酒  勇次郎

松風が寒さつのらす田舎やど  栄三

戻り寒妻のポケッツに手を入れる  ぶんこう

寒い朝急ぐ職場のある強み  亀代子

熱さより寒さが好きと風邪をひき  百合子

句会では、季節に関係のない題が出ることが多いが、寒いときは 冬に関する題がでてくるのである。年末近くは、「カラオケ」「忘年会」「正月」なんて 題がでてくる。