長刀鉾(なぎなたほこ) 函谷鉾(かんこほこ)
四条傘鉾 菊水鉾
鶏鉾 綾傘鉾
月鉾 放下鉾
祇園祭は京都八坂神社の祭礼で7月いっぱい繰り広げられ、 なかでも17日の山鉾巡行は絢爛豪華な動く美術館といわれております。32基の山鉾 の巡行の先頭は、鉾先に疫病邪悪をはらう長刀をつけた長刀鉾である。以下 この写真の順番の鉾が、その間に山を介して並ぶ。函谷鉾、四条傘鉾、菊水鉾 鶏鉾、綾傘鉾、月鉾、放下鉾と続き、船鉾が最後に来る。このあと、後祭の巡行列 として、最初の北観音山から最後の南観音山までの間に7つの山が入って行列は おわる。
船鉾
山鉾巡行は四条通りの烏丸を9時に出発して、河原町通りで左に折れて北上し、御池通り の交差点を左折して市役所前を東進する。そして、御池通りと新町通りの交差点で行列は 終わり、鉾や山は定位置にもどる。大体、午前中で巡行は終わってしまう。観覧し易いのは 市役所前の御池通である。ここには、有料観覧席が設けられている。指定席(といっても パイプ椅子)制で3100円である。前年の時代祭りの料金は2000円だったので、なぜ1.5倍 になっているかわからない。御池通は道幅が広いので、中央を進む鉾や山を身近に見ることは できない。豪華絢爛の縣装品(胴縣、前垂、見送り等)をじっくり見ようとするならば、定位置の 山や鉾を見に行くしかない。
山鉾巡行はここで見るのが一番 山鉾は出発する前に、四条通に勢ぞろいする。そのために、各路地 からでてくる。当然、辻回しも行われる。割り竹を敷いて、直径2メートルの車輪を掛け声と共に まわすところが目の前でみれる。御池通ではそうはいかない。鉾の上部にはしごを架けて、 40人が乗り込むところもみれる。鉾や山がすぐ目の前を通るのでその豪華さがとくと観察できる。 特に、室町通や新町通から四条通に出てくる鉾や山が多い。午前8時から9時までの間に 狭い通りから広い通りにでてくるところ捉まえるのが一番よい。
月鉾の辻回し 鉾の車輪と割り竹
鉾は鉾頭まで25メートル屋根まで8メートル はあるので囃子方40人が乗り組む所は少なくても6メートルはあるので、梯子(手すり付き) をかける。鉾の先導として鉾名の幟を持つ人がいる。重たそうである。大きな鉾は30〜40人 の引子が引いていく。綱で引くので、必ず真直ぐに進むとは限らないので、時々車止めで 車輪の方向を変えている。その都度、直径2メートルある車輪がガタンと大きな音を立てる。 鉾の全面には音頭取が二人立ちっ放しで扇をもって拍子をとっている。背筋をシャント伸ばして 乗って入るので相当疲れることと思われる。
鉾に乗り込むために梯子を架ける
岩戸山の幟 鉾の曳子
以下各鉾に続く山(全部で23基)の一部です
伯牙山(はくがやま) 郭巨山(かっきょやま) 油天神山(あぶらてんじんやま)
木賊山(とくさやま) 山伏山(やまぶしやま) 芦刈山(あしかりやま)
岩戸山(いわとやま) 役行者山(えんのぎょうじゃやま) 橋弁慶山(はしべんけいやま)
鉾の見送り

鉾の見送りの中には16世紀ベルギー製作の毛綴で重要文化財のものや、梅原龍三郎 画伯原画の朝陽図綴織などもあり、動く美術館そのものである。

参考文献-産経タイムス社編集製作 (財)祇園祭山鉾連合会発行 「2002祇園祭山鉾参観案内書」

写真  上野 栄三