急げばきっと間に合う君の乗る列車
文擴
トンネルをぬけると夢も褪せてくる
歌子
終着駅は大きな渦の中でした
文擴
松風が寒さつのらす田舎宿
栄三
梅の香を乗せて夜明けの貨車が着く
文擴
二日目の宿はあなたが嘘を書き
文擴
予定変更君住む街の途中下車
文擴
宿帳に妻と書いてる迷い筆
まさ
あらぬ夢抱いた男の途中下車
歌子
お忍びの宿乗り越える壁がある
歌子
遠山の紅葉が招く露天風呂
幸子
青い鳥探しあぐねて古希の空
勇次郎
塚口南公民館における「あじさい川柳句会」より抜粋