西宮えびす神社赤門(通用門)
昔の令制で京都と九州太宰府を結ぶ山陽道は「大路」、東海・中山は「中路」 その他の諸道や支路は「小路」とさだめられたとある。大路には三十里(当時の一里は今の約 540メートルで、三十里は約16キロ)ごとに駅が設けられ、大路の各駅には馬20匹 が常備されることになっていた。山陽道の中でも京都〜西宮間70キロは歩いている人も多く インターネットでホームページを作っている人も非常に多い。ところが西宮以西になると 歩いている人が少ない。インターネットで調べても、断片的に(一部分のみ)に 歩いてホームページで公開している人はいるが、連続して歩いている人は皆無と言ってよい。 そこで、私とインターネットで同じ西国街道のページを公開していた三谷さんを 誘って、西宮から西へ西国街道、すなわち旧山陽道を歩き始めたわけである。 時に、2001年6月11日であった。
(1)資料をさがす。
西宮・京都間は「西国街道」という本もあるし、 伊丹市博物館(伊丹市役所東側)によく資料が整っている。さて、西宮以西だが、丁度 平成13年(2001)4月に神戸市都市計画局計画部まちづくり支援室が編集・発行した 「神戸西国街道まわり道」がテキストとなる。この本も神戸市の範囲しか載せてないので、 西舞子までしか参考にならない。明石以西はどうするか。図書館に探しに行く。 阪急西宮北口に同じく平成13年にオープンした西宮図書館北口館に行く。平成7年の 発行になるが、兵庫県教育委員会歴史の道調査委員会の「山陽道」という本がみつかる。 これで、兵庫県下の旧山陽道は岡山県との境の船坂峠までたどれることになった。 実際に歩くには、国土地理院発行の二万五千分の一(3色刷り)が役に立つが、これとて 修正測量が平成7年〜11年あたりのものが多いので、実際に行ってみると、地図上のT字路 が十字路になっていたり、行き止まりの道が通じていたりする。甚だしいのは、地図にない道路 が出来ていたりするところもある。現地で修正したりする。

(2)JR三宮駅自動券売機最高金額限度額
高度の情報処理技術や高性能マイクロチップが生産される世の中である。 自動券売機の発達もすごいものである。1万円札でも切符と紙幣のつり銭がでるのは、当たり前に なっている。JR三ノ宮駅は大都市の駅である。当然、切符は遠い駅(つまり高い運賃が必要な駅) でも買える筈である。三宮〜三石は1890円である。千円札2枚を入れる。所定金額を探す。 けれども見当たらない。急ぐときは、特に慌てて、うろが来る。結局、人のいる窓口に買いに走る。 「自動券売機では1660円の切符しか買えません。」(窓口のひと)そんなこと、券売機のどこにも 書いていない。券売機の上の路線図の料金表は相当遠距離まで書いてあるというのに。 私の友達は結局、券売機で最高金額の1660円の切符を買った。車中、1660円の区間が 過ぎたころ、検札が来る。もう少しで三石に着くところである。差額230円を払う。降りる駅 の三石は無人駅である。

(3)JRの地方の駅の切符発売窓口係員
地方に行けば行くほど無人駅が多い。山陽本線の三石駅が無人なのには びっくりしたが、赤穂線香登などは貧相な小屋に自動券売機(三宮駅みたいに限度額がない)が 置いてあるだけで、プラットホームに屋根がない。改札口が無い。舗装した長い道路だけがあるという 具合である。一応切符を売る窓口がある、赤穂線伊里駅、伊部駅は窓口係員は民間委託である。 伊里駅は売店のおっちゃんである。備前焼の町、伊部は大きい建物であるが。1階は特産物展示販売場 である。「切符下さい!」と叫ぶと特産物売り場の女性従業員が売り場からとんでくることになっている。

(4)IT青空市場(ネットで商売)
岡山県赤磐郡山陽町、史跡備前国分寺のある町である。東西に県道が走っている。 山陽町から岡山市内に向かう県道沿いに「IT青空市場」と大きい看板及び幟がはためいている。生産農家直結 がうたい文句である。「IT」は流行語であるが、こんな所に何故「IT」なのか、お店に入って聞いてみる。 「この市場はインターネットで生産農家と繋がっており、作物の出来具合、注文、出荷等をやり取りしていると 言うことであった。7月、白桃のシーズンで朝採りの桃が並んでいる。とにかく安い。ここから出荷して、都会の スーパーの店頭にでると、ここの値段の1.5〜2.0倍くらいの値段になるということだった。その場で食べたかった ので、化粧箱にはいっていないバラの桃をさがす。丁度、一つの箱に20個くらい入って、¥100と 表示してあるので、「この100円の桃、一つ下さい」というと、「一つ100円ではないよ」「えっ!]と 聞き返すと、「箱ごと100円じゃ」といわれて、車で来ていないことが悔やまれた。その桃は完熟して、日持ち がしないので、安いということで、一つサービスでむいてもらったら、おいしかった。

(5)青春18ラッシュは熟年女性のパワーだ
JRの得々切符に「青春18切符」というのがあることはご存知と思う。学生の休み期間 (春、夏、年末年始)に発売される。5片1枚形式(ばらすことが出来ない)になっている。1片(1日乗り放題)が 2300円である。最近この切符の使用層は50〜60歳年代の女性が圧倒的である。なにしろ、グループを 作って団体で乗りこんでくる。山陽本線三宮発8時10分網干行新快速は青春18のシーズンともなると、この 女性グループで満員である。岡山以西へ行くには姫路で乗り換えである。電車が姫路駅に着くと、扉が開くと 同時にどどーっと、怒涛のごとく、これらの女性集団が岡山行きの電車が着くホーム目指して走る!走る!。 私たち高齢者の男性は蹴散らされてしまうのである。

まだまだ続きますが、現在はここまで。旧山陽道ガイドへ