川柳は17文字で人間の喜怒哀楽を表現するのであるが、短い語句のなかに 主語、述語、目的語をはっきりさせなければいけない。だから、助詞(て、に、を、は、が、と)の使いかたが大切なのである。 作句 上野栄三 添削 牧浦完次 先生 

初めの句

気がつけば衝動買いのつけ重 題は「買う」

「気が付けば」は説明になっている。下五も強い表現に変えればよくなる。

添削後

凝りもせず衝動買いがのしかかる

初めの句

苦手です断りつきて役がくる 題は「苦手」

下五までの表現を変え手言葉の流れをよくする

添削後

苦手だと断りきれず役がくる

初めの句

矢のような催促だけは待ったなし 題は「矢」

下五「待ったなし」を具体的な時期をもってきて強い表現にする。

添削後

矢のような催促が来る年の暮れ

初めの句

思いつめ苦手な手紙愛託す 題は「苦手」

「愛を託す」ではどのように相手に伝えるのかが出ていない

添削後

思いつめ苦手な手紙愛を込め

初めの句

買うばかり見物せずに欲満たす 題は「買う」

もっと状況を的確に表現(川柳的に)したほうがよい

添削後

見物は犠牲ひたすら買いあさる

初めの句

遠ざかるふるさと呼ぶ花だよりく 題は「便り」

「花だより」が何処からくるのかがポイントでその結果、助詞「を」 の使い方が問題となってくる

添削後

遠ざかるふるさと呼ぶ花だより