2001年10月23日(火)京都御池通りにて




時代祭りは京都平安神宮のお祭りである。明治28年10月京都から東京へ国の中心が移されたときに、 京都の人々が都が寂れることを心配して、奈良からの京都還都1100年を記念して始めた御祭なのである。
平安神宮に祭られている神は「桓武天皇」(京都の都を定めた最初の天皇)と光明天皇(京都の都の最後の天皇) の二神である。時代行列は明治時代から始まり、段段過去へとさかのぼっていく風俗絵巻である。



時代風俗行列は京都御所を午後1時に平安神宮めざして出発する。行列の最初が平安神宮に到着するのは、 午後2時30分、そのとき最後尾は丁度御所をでたところである。だから、行列の長さは5キロに及ぶわけである。

(写真左上 先導騎馬警官)
(写真左下 スローガンを持つ女官の後姿)
(写真右上 スローガンを持つ女官)
(写真右下 市長と副知事を乗せた馬車)










画面の写真が青みがかっているのは、御池通りの道路の南側に高いビルが林立しており、 太陽の光がビルに遮られて道路に影を落としているからである。御所から出発した行列は 秋の日差しを正面から浴びて、丸太町通を南に下り、御池通で左にまがりビルの陰に入り 東へと向かう。この御池通りは当日、交通を遮断し、メイン観覧場所としている。

(写真上左 メインタイトルの幟)
(写真上中 馬に乗った貴公子)
(写真上右 時代行列の始まり)
(写真下左 白馬に跨る武人)
(写真下中 明治時代行列の始まり)
(写真下右 近衛公爵のお通り)







車道にはみだして、紅白の幔幕を張ってパイプ椅子を並べたところが 観覧席である。当日券売り場が観覧席のそばにある。あとで、聞いたところに よると、2000円ということであった。行列は1時間あまりで通ってしまうので 高いものである。烏丸御池から市役所前まで設けられている。

(写真上左 江戸時代の行列)
(写真上中 一時休止中の駕籠)
(写真上右 馬に乗った将軍)
(写真下左 編み笠連中)
(写真下中 皇女和宮ー12単衣)
(写真下右 京の名妓吉野太夫)




























御池通の北側の観覧席は陽があたるのだが、南側はビルのかげになっている。 御池通では、行列の説明が聞ける。説明は市役所前でやっているので、烏丸通に 近いところでは、行列が通り過ぎてからそれぞれの説明を聞く形になるので、 間の抜けた感じになる。それでも、つまらないからといって席を立つ人はいない。

(写真上左 安土桃山時代の幟)
(写真上中 牛車)
(写真上右 馬と武者)
(写真下左 清少納言)
(写真下中 行列の中の稚児)
(写真下右 大原女ー頭に花)
下段の写真は南北に伸びる烏丸通で撮影したものである。午後の陽があたっている ので、衣装の美しさがはっきりと分かる。





長年、近畿地区に住んでいながら、京都の「時代祭り」を始めて見た。期待して 見に行ったのだが、期待はずれであった。時代行列の最初の方は隊列も行進も ちゃんと決まっていたのだが、後はだらだらとしていて、しまりがなく、だれた 感じであった。こういうものを延々と見せられると嫌になるものである。 やはり、こういう祭りには演出が必要であると思った。後日、同じところで 行われた「京都まつり」の方が参加団体がそれぞれ工夫をこらしてやっていた ので、楽しいものになっていたようである。