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人間健康学部 総合健康学科 健康スポーツコース

Student×Professor

どうして勝ちたいのか?
勝つためにはどうすればいいのか?
自分を深く理解することで、
競技力が向上する。

  • 島ア 蓮弥さん島ア 蓮弥さん
    福岡県・筑陽学園高等学校出身
  • 荒木 香織教授荒木 香織教授
    健康スポーツ科学/運動心理学

なぜ日本一になりたいのか
そこから考えはじめました

荒木先生(以下:先生)
 島アさんは毎日、ソフトボール部の練習に取り組んでいますね。
島アさん(以下:島ア)
はい。日本一になりたくてSONODAに来ました。部のみんなも口ぐせのように「日本一になる!」と言っていましたが、ある日、部のミーティングでメンタルトレーニングのコンサルタントをされている荒木先生から「なぜ日本一になりたいの?」と問われ、すぐに答えが出ない自分に愕然としました。
先生
「強くなりたい」「応援してくれた人に恩返しがしたい」など徐々に部員から答えが出てきましたね。ではそれはなぜ?そのためにはどうしたらいい?とさらに考えを深めて、自分の言葉や考えで整理をし、それを普段の行動やこころがけ、チームメイトとの会話などにどう落とし込んでいくかが大切なんです。私は五郎丸選手も在籍したラグビー男子日本代表のメンタルコーチを務めていましたが、この考え方は本学も日本代表チームも同じです。
島ア
試合では緊張してしまいがちですが、先生から「こういう練習をしたから、あれもできる、これもできると考えれば?」とアドバイスしていただき、自信をもってプレーできるようになりました。そうすると今後はどんな練習が必要かも見えてくるんです。

先生
私の専門であるスポーツ心理学は、学問として確立されているので、状況や人物によってその基本がぶれることがありません。なので確実に競技力やパフォーマンスを向上させていけるのです。
島ア
先生には、私が怪我をしてソフトボールを断念すべきか悩んだときにも助けていただきました。膝を痛めてキャッチャーができなくなっても、バッターとして活躍できる、また自分のキャッチャーとしての経験や知識を誰かに伝えることができる、と気づかせてくださいました。
先生
スタメンだけが本学のソフトボール部ではありません。レギュラーでない人も全員がチームのためにできることを見つけて力を出し切れる、それができるチームこそが日本一になれるチームだと思います。
島ア
SONODAのソフトボール部は、みんながチームのために動こうとしています。チームメイトはレギュラーを争うライバルだと思っていた時期もありましたが、SONODAに来てからは同じ目標に向かって頑張れる仲間だと感じられるようになり、精神的にも充実しています。

先生も学生も前向きだから、
いい気づきがたくさんある

島ア
SONODAは先生との距離がとても近く、何でも相談しやすいのも魅力のひとつだと思います。
先生
そうですね。学生から授業と関係のないことや、人生相談まで受けることもしばしばです。本学の学生は、私たちのアドバイスを素直に聞き入れて、それを実行に移す行動力をもつ人が多く、いつも感心させられます。
島ア
学内の雰囲気はとても明るくて、学生の活気やパワーであふれています。私は今4 年次生ですが、入学してから周りの友達やチームメイト、さらには先生方のイキイキした空気に影響を受け、明るく元気になったと感じています。
先生
そういえば先生方もエネルギッシュな方が多いですね。島アさんも本学でいろいろな先生や友達と出会い、自立した女性の姿や前向きな生き方に たくさん触れ、これからの自分の人生に生かしてください。

私の経験値
島ア
島アさん
スポーツではライバルチームの分析は常道ですが、荒木先生のスポーツ心理学の考えに触れ、対戦相手よりも自分を深く理解・分析することが大切だと知りました。なぜ勝ちたいのか、自分の目標は何か、そのためにはどんな練習をすればいいのか、チームメイトとの関係性はどうあるべきかなど、自分を知ることで日々をどう動けばいいのかが見えてきました。

Student×Professor

スポーツにも日常生活にも
“準備”と“考え方”が大切。

  • 園田 夕紀子さん園田 夕紀子さん
    兵庫県・県立農業
    高等学校出身
  • 笹川 碧さん笹川 碧さん
    奈良県・県立法隆寺
    国際高等学校出身
  • 荒木 香織教授荒木 香織教授
    健康スポーツ科学/
    運動心理学

自分が、生徒が、成功するための
“準備”の大切さを実感。

笹川さん(以下:笹川)
先生の本を読ませていただきました。ラグビー五郎丸選手の「ルーティン」についてですが、私もバレーボールをしていたときには、サーブの前に必ずやることがありました。でもそれは精神統一のようなもので、決定率UPにはなりませんでした。「ルーティン」は理論にもとづいた、計算された動作のことだったんですね。
荒木先生(以下:先生)
競技では、誰かのマネとか“何となく”でやっている動作がたくさんあると思うけれど、マネをして点数が取れるなら誰でも一流になれるでしょう?動作に「ルーティン」っていう名前があることや、その仕組みが分かっていないと効果はないんです。理解して取り組んでいたら確率は上がっていたかもしれませんね。
園田さん(以下:園田)
私はバスケットの試合中、接戦になると僅差で負けることが多かったんです。監督には「一皮むけろ!」と言われていましたが、一生懸命やっていたし、練習もしていたし、気持ちの問題だったのでしょうか?
先生
それは、心の準備について教えてくれなかった監督にも課題があります。どのようにすればみんながうまくプレイできるのか、そのためにどんな準備が必要なのか・・・そういう考え方は、まだまだ日本の指導者には浸透していないですね。本学は教員や指導者をめざす学生も多いので、少しずつでもそういう考え方を伝えていければと思っています。
笹川
4年次に行く保健体育の教育実習で、その考え方を意識してみます。でも私はどちらかというと、保健の授業が不安です…。どのようにすれば生徒からの反応が良い授業にできますか?
先生
反応の良さを狙っていくのではなくて、どのようにすれば全員が理解してくれるか?ということを考えることが大切です。良い準備をすれば興味をもってくれるはずですよ。
園田
私は反対に、実技の説明が苦手で…どのようにすればうまく伝えられるでしょうか?
先生
不安はイコールうまく説明したいと思っている証拠です。「どのように表現したらいいだろう?」とよく考えて、誰かに相談したり本を読んだり、とにかくどれだけ良い準備ができるかで自信の度合いも変わっていきます。分からないことやできないことを知って、それについて注力することが大切です。

心構えも結果も大きく変わる
“考え方”を学ぶ。

先生
二人は将来、どんな仕事がしたいか決まっているのですか?
笹川
いままでは警察官に…と思っていたんですけど、最近は先生もいいなぁと思うところがあって悩んでいます。SONODAはどちらもめざせるので、もう少し悩んでみる予定です。
園田
私は高校が農業系だったので、自然と関わりたい気持ちと、スポーツに関わりたい気持ちとがあって…考えすぎてネガティブになってしまうことがあります。
先生
ネガティブでも良いんじゃないかな?みんなよく「悩む」と言うけれど、それは「よく考えている」ってことでしょう。ポジティブに考えたら全てがうまくいくものでもないし、将来について模索していくのは良いことです。こんな風に「悩む」を「考える」と言い換えるとか、表現の仕方を自分で変えていくのは、スポーツでも日常生活でも大切なことなので、そのあたりは授業でも伝えてきたいと思っています。
私の経験値
園田さん
園田さん
私はこのコースで「教えること」の難しさを実感しました。だから教育実習やボランティア活動を利用して、もっと多くの経験を積みたいです。実習では周囲にアドバイスをいただきながら、できる限りきちんと準備をして、生徒にとって分かりやすい授業や指導を心がけたいと思います。
笹川さん
笹川さん
理論にもとづいた動きをするから効果が出て、精神統一や願掛けとは違うというのは新しい発見でした。指導では単に“させる”のではなく、その理由や意味を考えながら、教育実習先の生徒やバレーボールを続けて頑張っている後輩に、荒木先生に教わった考え方を伝えていきたいです。

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